旅の栞@京都の紅葉
「丸2日予定が空いたし、どっか行くか」
そう思った瞬間から行き先や宿を調べて、予約して、食べたい物見たい物を選んで出発してた大学時代。
広島という土地柄もあるのかな。
山陰や関西とかは鈍行で行っても一泊二日で楽しめるし、なんなら尾道に泊まることもあった。
気付いたら住んでる町を抜け出て、家じゃないどこかへ向かってた。
あぁ、私はこんなに旅が好きなんだなっていうのは大学生の頃に知った。
今の時季だと京都の紅葉。
大学二年の時、どうしても「京都の紅葉」なるものを見たくて。
でも土日だと絶対に観光客が多いだろうから平日で、紅葉シーズンで、授業もなくて…、って日をなんとか見つけて、鈍行電車に飛び乗ったのがちょうど十二月の頭くらいだった。
もう散り始めてるかなと心配してたら、結果的に上にも下にも紅葉の空間という贅沢な世界を満喫できて、一人でめちゃくちゃ感動したっけ。
そういえば鹿児島にいた頃は「紅葉を見に行く」って概念がなかったなと思ったり。
秋の魅力を思う存分味わった瞬間だった気がする。
休みの日はいくらでも寝ていられる私が朝早起き頑張って清水寺も行った。朝の澄んだ空気に包まれて。
(この写真を撮った直後、大量の観光客が清水の舞台に押し寄せてきた。あっぶない)
紅葉って七色なんだって初めて思ったのはこの景色を見た時。
(まして、青空が綺麗な最高の日だった)
こちら。
有名な東福寺にも。
人は多かったけど、急ぐ旅じゃないからのんびり歩いて、のんびり写真スポットを見つけて…ってしてたら、人の多さ忘れて楽しんでたなあ。
秋って一年で一番短い季節っていう認識が私の中である。
暑かったと思ったら寒くなってて。
え、あ、いつ秋だった??っていつもなる。
だからこそ、目の前に広がる「秋でしかない季節」に心底惚れ込んだ。
満足したらまた鈍行に揺られて四時間あまり。
幸いバスは酔うけど電車はずっと乗ってても辛くないくらい好きだから、鈍行の旅は大好き。
お金のない大学生ってこともあって、関西、山陰、九州に向けての鈍行旅は結構してた。
あの頃のフットワークの軽さを忘れないようにしたい。
ま、今でも一泊でリュックひとつで割とどこへでも行ってしまうけど(^ν^)笑
毎日会社に行って仕事をしていると見えなくなってしまうものがある。
それを取り戻してくれて、またワクワクを持って帰れるのが旅行だなと。
すぐに現実に引き戻されてしまうけど(笑)、その時に充電した自分のパワーはどんどん良い方向に貯金されて行く気がする。
鹿児島では今いちょうが見頃。