「お名前何ですか?」
この質問をされるたび、「また戦いの時がきた!!」と思う(笑)
名前を教えると、次の質問。
「どういう漢字を書くの?」
こう聞かれたら最後。
いやいや、分かります。
私だって目の前に名前の知らない人がいたら名前が気になりますし、名前を聞けばどんな漢字で変換されるのか気になります。
ただ、私の漢字表記をノリで聞いた人は、その後に後悔することになります。
うまく反応できなくなるからです。
きっと普通漢字を教えられると、みんな「へー!そう書くんだねー!」と言って次の瞬間にはもうその漢字表記なんて忘れてると思うんです。
時間にして1分もかからない出来事だと思うんです。
でも私の場合は違うのです。
読み方は普通だけど、名前の最後に「袈」という漢字が使われているばっかりに、一連の自己紹介作業は難易度を増します。
引くに引けない状態になり、1分で終わらせることはできません。
「袈」と書き「か」と読むこの漢字。でも思いつく熟語は「袈裟」「大袈裟」など「け(げ)」と読むものばかり。
袈裟なんて若い人は分からんだろうと思ってまだ望みのある「大袈裟の袈」と説明するのですが、、、
その時、私と相手の間の時間が止まります。
100発100中、その説明で1回で分かってもらった例はありません。(じゃあ、他の説明考えんかい!とも思うけどそれも思いつかず)
頭で変換できていないのが存分に伝わってくるので、
「上が加えるで、下が衣で…」
と言ってもこの段階でもあまり伝わらず…
最終的に
「架け橋の『架』の下が木じゃなくて衣になるの!」
と言ったら、大抵「あ、あ〜〜」と言ってくれます。
ほぼ全ての人がこの第3段階まで通ります。
そして、私は思うのです。
(あぁ、次この方が私の名前を漢字で書く時は間違えるんだろう…)と。
私から説明受けた大体の人は何か機会があって、私の名前を漢字で書く時は8割「架」と書きます。
しかもドヤ顔で。
間違えられてショックというよりも、みんな揃ってドヤ顔なもんだからどうやって訂正しようか…!!という方に気持ちが向きます。
そして、もはや本当は自分の名前は「架」なのではと思うほど、この間違い率が高いのです。
美容室やショップとかのDM、病院の診察券、学生時代のプリント類、行政からの封筒の宛名(中身は合ってて安心した)…
いや〜思い込みって怖いですね。
確かに私は「袈」と書いているはずなのに、いざ相手に書いてもらおうと「架」になる。(笑)
でも、それも受け入れてるので日常生活に支障がなければほとんどの場合は指摘せずに「架」で通します。(!)
だから割と私の周りに「架」のものが溢れてしまっているんだろうけど。
むしろ、「袈」で書かれると感激する。リアルに惚れそうになるレベル。(笑)
毎回名簿とか配られた時、(私の名前間違えてないかな…間違えてたらどう反応しよう…)と困る。(笑)
なので、私の名前を間違いなく書けたら確実に好感度が上がります。よろしくお願いいたします。(笑)
なんだかんだ言っても、この一悶着ある名前が私はとっても気に入っています。
次名前をつけてもらう時もこの漢字を使ったこの名前がいいです。
話のきっかけにもなるし。
かぶらない名前だし。
お父さんつけてくれてありがとうってなる。
(母は父が名前をつけるまでこの漢字見たことがなかったらしい…笑)
"名は体を表す"
とも言いますし、私もこの名前から感じられる両親の思い(ほぼ父の思い笑)を無下にせず、この名前とこれからも仲良く、たまにけんかしながら(困らせられるから)生きていこうと思います。
(^ω^)